セブンが団地にやってきた
「セブン」とはウルトラセブンのことです。本放送が終わった昭和43年(1968年)、ウルトラセブンはM78星雲に「帰還」したのですが、実はお忍びで日本に戻り、様々なイベントに参加しているという噂を聞きました。ある日、私が住んでいた団地にも来るというポスターを見つけました。当時小学生だった私は喜びが爆発し、当日を待ちわびました。
そして当日。ウルトラセブンはやってきました。但し、空からではなく、イベントの楽屋から。たちまち記念写真で長蛇の列。ウルトラセブンは、最初は片手で子供たちを持ち上げ「さすが」と思いましたが、最後の方になると疲れて、肩で息をして辛そう。
僕たちは、疲れたウルトラセブンの後ろに回り込み、アタマのてっぺんにあるアイスラッガーを掴んで取ろうとしました。ウルトラセブンは、「コラーッ」と僕たちを一喝。本当は、「コラーッ」ではなく、「ジュワッ!」とって言ってもらいたかった。いかかがでしょうか。。
記念写真を撮り終えたら、ウルトラセブンは楽屋に一目散に走り出しました。「(空に)飛ばないんだ」とここでも残念に思いつつ、ウルトラセブンを追いました。意外にも簡単に追いついた。「ウルトラセブン、かけっこ遅い」。そうしたら、楽屋のオジサンたちが僕たちを制止。止む無く、僕たちは楽屋(団地の集会所)の近くにある木によじ登って、楽屋の中をのぞきました。そこで、僕たちは見てはいけないものを見てしまいました。ウルトラセブンの背中にはファスナーが付いているみたいで、それをスリスリと下げている。すると、中から人間が出てきました。それもパンツだけのオジサン。「ウルトラセブンの中にはパンツ姿のオジサンが入っていた」。これは子供心に薄々気づいていたものの、目の前でそれを見てしまうと、やはり残念でした。ヒーローは最後までヒーローであって欲しかったですね。
脱ぎ捨てられたウルトラセブンの顔は、僕たちを見て苦笑いしているようでした。それも今となってはご愛敬です(笑)。
私は、いたって平凡なシニア・サラリーマンです。これまでの企業人としての働き方・生き方を振り返って、「まぁこんなもんだ」程度に考えております。私はオジ(イ)サンですが、老後のオジ(イ)サンの集いに抵抗があり、若い人との会話のほうが好きです。少し無理してますね。
生れ:東京都杉並区、
学び:経営学(大学)、プロジェクトマネジメント、キャリアコンサルティング、コーチング。
社会への働きかけ::現在シニアで働いている程度で模索中です。
これから経験したいこと:模索中です。
なりたい自分像:これまた模索中です。なんとなく見えていますが、うまく表現できません。
趣味:最近はYoutube(犬と赤ちゃん、本、スポーツ、ビジネス、音楽(西洋古典と小田和正さん)、
特技:なし。情けない。。。。
(実は、同年代からプロ野球の選手が出るほどの体育会系なのに、インドア派)
好きなもの:コロコロと変わるので、、、、。
弱点:面倒くさがりの割に几帳面というギャップ(笑)
こだわり:たいしたこだわりはないつもりですが、振り返ると凝り性のようです。
セブンが団地にやってきた