セブ島での恐怖体験

綺麗な海に行きたい!ということで、アジアを代表するビーチリゾートであるセブ島へ行くことに。航空券・ホテルの予約が完了し、旅先での日程を立てようとしていたのですが、調べれば調べるほど、セブは治安が悪いという口コミがあり、楽しさ7割不安3割という心境となっていました。

必ず経由するマニラ空港(ニノイ・アキノ空港)で、スーツケースのチャック部分をナイフで切られて荷物を盗まれたという体験談もあったので、特に空港はビクビクして過ごしました。結果として、激しいスコールでマニラからセブ行きの飛行機が遅延したこと以外トラブルはありませんでした。
そして次なる関門は空港からホテルのタクシーです。前もっていくらで行けるか確認しておかないと、すごい金額をふっかけられることもあるとの事で、ある程度の相場を確認した上で乗車する必要があります。無事相場の範囲内では乗車できたのですが、帰りのホテルから空港までのタクシー代とはかなり差があったので、到着したばかりの観光客は良いカモなのでしょう。移動はほとんどタクシーを使用したのですが、セブでの滞在時間が長くなるにつれ、私たちも慣れた雰囲気が出てきたのか、ほとんどふっかけられなかった印象です。
予期しないトラブルが起きてしまったのが2日目のことです。現地の日本人が船を出して様々な離島に連れて行ってくれるツアーに参加するため、タクシーで集合場所へ向かったときのことです。友人が旅行に向け新しく変えたばかりのiPhoneを車内に忘れてしまったのです。セブではiPhoneを売れば何カ月分の給料に相当するらしく、手元に戻ってくる確率は限りなく低いようでした。実際ツアーに参加していた他の日本人の方も前日にiPhoneを盗まれ、連絡がついて、いくらでもお金を渡すから…と伝えたものの、それからは音信不通になってしまったと言われていました。私たちの場合は幸いホテルから乗車していたので、ホテルスタッフがタクシーのナンバーをメモした紙を渡してくれていました。集合場所の近くにも大きなホテルがあったので、お願いしてそのタクシーを呼び戻してもらうことができました。ドライバーの方がiPhoneを持ってきてくれたのですが、なぜか野次馬が集合。お金を渡さなければ返すなと仲介を始めたのです。日本円で5千円ほど支払ったと思います。iPhoneが戻ってくる方がよいと考え、そこまではよかったのですが、女2人だったのでなめられたのでしょう、次は野次馬たちが仲介料として金銭を要求してきたのです。大きい金額のお札しかなく、近くの売店でも両替ができず…と時間をかけているときに、なんとか隙をみて逃げ出すことができました。
他にも何度も断っているのに換金所に連れて行かれそうになったり(帰ってきてTVで見ましたがお金を渡す際にくすねる手法のようです)、タクシーの停車中に物乞いの子どもたちが車道にも関わらず寄って来てノックされたり、荒い運転をする車に轢かれそうになったり…。

生きているから言えることではありますが、怖い思いもしたけれど今では良い思い出です。セブ島に行く以前、韓国とハワイへは行ったことがあったのですが、どちらも日本語を使えるシーンが多々ありました。しかしセブ島では全く使えない。普段私たちが使っている言語が通じないというのがとても新鮮でした。そして拙い英語でもどうにか伝わるという感動も味わえました。日本ではなかなかできない経験ができた貴重な旅でした。

事務従事者
投稿時の年齢:29
福岡
投稿日時:2022年08月23日
ドラマの時期:
2018年
8月
--日
文字数:1437

筆者紹介

はじめまして。
年間休日88日という職場ながら、合間を見つけては大好きな旅行を強行しているOLです。笑
あまり挫折という挫折を味わずに生きてきましたが、その大部分が家族のおかげだと思っています。
4人兄弟の1番上で、私自身も結婚していますが、今でも周りの人から兄弟仲が良いと言われるのが誇りです。
福岡生まれ福岡育ちなので、地元愛が強めです。
“一期一会”をモットーに、今後も今しかできないことをたくさん経験していきたいと考えています^^
よろしくお願いします!!

セブ島での恐怖体験

綺麗な海に行きたい!ということで、アジアを代表するビーチリゾートであるセブ島へ行くことに。航空券・ホテルの予約が完了し、旅先での日程を立てようとしていたのですが、調べれば調べるほど、セブは治安が悪いという口コミがあり、楽しさ7割不安3割という心境となっていました。
必ず経由するマニラ空港(ニノイ・アキノ空港)で、スーツケースのチャック部分をナイフで切られて荷物を盗まれたという体験談もあったので、特に空港はビクビクして過ごしました。結果として、激しいスコールでマニラからセブ行きの飛行機が遅延したこと以外トラブルはありませんでした。
そして次なる関門は空港からホテルのタクシーです。前もっていくらで行けるか確認しておかないと、すごい金額をふっかけられることもあるとの事で、ある程度の相場を確認した上で乗車する必要があります。無事相場の範囲内では乗車できたのですが、帰りのホテルから空港までのタクシー代とはかなり差があったので、到着したばかりの観光客は良いカモなのでしょう。移動はほとんどタクシーを使用したのですが、セブでの滞在時間が長くなるにつれ、私たちも慣れた雰囲気が出てきたのか、ほとんどふっかけられなかった印象です。
予期しないトラブルが起きてしまったのが2日目のことです。現地の日本人が船を出して様々な離島に連れて行ってくれるツアーに参加するため、タクシーで集合場所へ向かったときのことです。友人が旅行に向け新しく変えたばかりのiPhoneを車内に忘れてしまったのです。セブではiPhoneを売れば何カ月分の給料に相当するらしく、手元に戻ってくる確率は限りなく低いようでした。実際ツアーに参加していた他の日本人の方も前日にiPhoneを盗まれ、連絡がついて、いくらでもお金を渡すから…と伝えたものの、それからは音信不通になってしまったと言われていました。私たちの場合は幸いホテルから乗車していたので、ホテルスタッフがタクシーのナンバーをメモした紙を渡してくれていました。集合場所の近くにも大きなホテルがあったので、お願いしてそのタクシーを呼び戻してもらうことができました。ドライバーの方がiPhoneを持ってきてくれたのですが、なぜか野次馬が集合。お金を渡さなければ返すなと仲介を始めたのです。日本円で5千円ほど支払ったと思います。iPhoneが戻ってくる方がよいと考え、そこまではよかったのですが、女2人だったのでなめられたのでしょう、次は野次馬たちが仲介料として金銭を要求してきたのです。大きい金額のお札しかなく、近くの売店でも両替ができず…と時間をかけているときに、なんとか隙をみて逃げ出すことができました。
他にも何度も断っているのに換金所に連れて行かれそうになったり(帰ってきてTVで見ましたがお金を渡す際にくすねる手法のようです)、タクシーの停車中に物乞いの子どもたちが車道にも関わらず寄って来てノックされたり、荒い運転をする車に轢かれそうになったり…。
生きているから言えることではありますが、怖い思いもしたけれど今では良い思い出です。セブ島に行く以前、韓国とハワイへは行ったことがあったのですが、どちらも日本語を使えるシーンが多々ありました。しかしセブ島では全く使えない。普段私たちが使っている言語が通じないというのがとても新鮮でした。そして拙い英語でもどうにか伝わるという感動も味わえました。日本ではなかなかできない経験ができた貴重な旅でした。
事務従事者
投稿時の年齢:29
福岡
投稿日時:
2022年08月23日
ドラマの時期:
2018年
8月
--日
文字数:1437

筆者紹介

はじめまして。
年間休日88日という職場ながら、合間を見つけては大好きな旅行を強行しているOLです。笑
あまり挫折という挫折を味わずに生きてきましたが、その大部分が家族のおかげだと思っています。
4人兄弟の1番上で、私自身も結婚していますが、今でも周りの人から兄弟仲が良いと言われるのが誇りです。
福岡生まれ福岡育ちなので、地元愛が強めです。
“一期一会”をモットーに、今後も今しかできないことをたくさん経験していきたいと考えています^^
よろしくお願いします!!